腹筋を鍛える(シックスパックを手に入れるために)
シックスパックとは、通常は缶ビールなどの6本パックのことであり、体脂肪が少なくバリバリの腹筋が見えた状態が缶飲料の6本パックを上から見たように見えるので、そのようなかっこいい腹筋をシックスパックといいます。
シックスパックを手に入れるためには、「腹筋運動をガンガンにやり込む」と思っている人は多いようですがそうではありません。
腹筋は体脂肪が少なくないと見えません。
痩せていても体脂肪が少なくないと見えません。
そして腹筋に厚みがないと、見えても薄っぺらいです。
ボコボコしたバリバリのシックスパックを手に入れるためには、
腹筋を鍛えてボコボコした腹筋に育て、更に体脂肪を少なくする必要があります。
腹筋運動を100レップや200レップなどする人もいますが、ちょっと違います。もちろん何もしないよりはいいでしょうが・・・。
「腹筋周辺の体脂肪を落とすには腹筋運動」と考えてしまいがちですが、基本的に「部分痩せはできない」と考えてください。
厳密に言えば部分痩せはできなくなないですが、考えない方がいいです。
日常生活などでよく使われる部分から脂肪は落ちるし、付きにくいとされています。
腹や首や顔など落ちてほしいと思う部分は最後です。しかし、筋肉が発達している部分は
そうでない部分に比べ脂肪が落ちやすくつきにくいです。
体脂肪を落とすには筋トレをして体脂肪が減りやすい体質になり、食事など正しい栄養の管理をし、有酸素運動をする。
これが一番です。
「筋トレ」、「栄養」、「有酸素運動」どれにも正しい方法があり、効率よく行なうことが大切です。
できるだけ早く効果が出れば続ける気持ちが増します。
効果が出なければ、やる気もなくなるし、そもそも何の為にやってるのか分かりません。
腹筋運動は、体脂肪を減らすためにするものではありません。
腹筋を発達させるために行なうのです。これは大事なことです。
なので100レップや200レップなどする必要はないのです。
他の筋肉と同じです。
筋肉の動きをしっかり意識して、筋肉の収縮・伸展を感じ取りながら丁寧にしてください。
例えば、1セット20レップくらいを、3セットくらいでいいでしょうか。他の部位と同じように筋トレしてください。
トップでもボトムでも力が抜けないように、力が抜けてしまう位置まで動かさない、反動を使わず丁寧にテンポよく。
他の部位と同じです。
筋肉トレーニングではだいたいどの種目でも腰を守るために、どちらかと言うと少し反らした状態(反らし過ぎはダメ)で固定しトレーニングをしますが、腹筋運動では違います。
丸めて下さい。 上体を丸めるんです。腰を完全に浮かせて上体を地面と垂直になるまで上げる腹筋運動が昔からの方法で知られていますが、そこまで上げる必要はありません。
上体を丸めるだけですので稼働域はすごく狭いです。腰は床に付いたままで背中が上がる感じです。
腹筋の収縮・伸展をしっかり感じ取るには、特に女性では手を頭の上で組むのは大変かと思います。できない人も多いと思います。
胸の上で交差させておいてもいいですし、それでも無理なら腹部上に置いていてもいいとです。腹部上に手を置くと腹筋に意識を集中しやすいです。
反動を使わずにテンポよく、筋肉を意識できるよう手の位置で付加を調整してください。腕を上げれば上げる程腹筋への付加は強くなります。
腹筋への付加が増えればより腹筋に効くのではありません。効かせられる付加をかけてトレーニングすることが大切です。
首も固定して首の反動も使わないでください。首を痛める原因になってしまいます。あごの下にりんごくらいの物を挟んでいる感じで首を固定するといいです。
もう一度いいますが、腹筋運動は腹筋を鍛えるためのもので、体脂肪は減りません。
鍛えた腹筋を見せるためには、腹周りだけなんて考えないで身体全体の体脂肪燃焼を考えます。
体脂肪が減れば腹筋は見えてきます。
「腹筋を鍛える」「体脂肪を減らす」これは全く別の作業が必要でシックスパックを手に入れるには両方の作業を正しく行なうことが必要なのです。