低インシュリンダイエット(低インスリンダイエット)
低インシュリンダイエットとは?
まず、低インシュリンダイエットと低カロリーダイエットは全然違いますので注意してください。
低カロリーダイエットは、カロリーを制限して行うダイエットです。つまり食べる量を減らすダイエットです。
低カロリーダイエットは、食事を制限するので大変なイメージですが、低インシュリンダイエットは違います。
食事の量を減らすのではありません。そう考えると楽ですね(*^_^*)。
低インシュリンダイエットの特徴として、糖尿病などの成人病を予防でき、健康的な痩せ方をします。ので、低インシュリンダイエットは、非常にお勧めです。
低インシュリンダイエットをしていると、体内では
常に痩せやすい状態になっているんです。
「食事をすると血糖値が上がります。するとインシュリンというホルモンが分泌されます。
インシュリンは、血糖を運びエネルギーに変えるのですが、余ったエネルギーが脂肪に変わる」という仕組みで太ります。
「痩せる」「太らない」ためには、「インシュリンを多く分泌させない」それが、低インシュリンダイエットです。
低インシュリンダイエットは、血糖コントロールダイエット、低GIダイエットと同じことです。 (GIについては、後で説明します。)
低インシュリンダイエットは、インシュリンの分泌を抑えることでできるダイエットですが、そのためには
血糖値が急上昇する食品をなるべく避けるのがベストです。
「血糖値が急上昇しない食品を選び、インシュリンの分泌を抑え、痩せる又は太らない」それが低インシュリンダイエットの基本です。
ちょっと難しい言葉がでてきてますが、理屈は簡単です。
血糖値が急上昇しない食品を選んで食べればいいんです。
血糖値が急上昇しにくい食品を考えるのに、便利なものが有ります。 それがGI値といわれるものです。
GI値とは?
GI値は、ブドウ糖を飲んだ時の血糖値を100として考えたものです。 (ブドウ糖は、血糖値が急上昇するものですよ。)
低インシュリンダイエットでは、GI値が低い食品を食べるといいんです。
注意する点は、カロリーが低いからといってGI値が低いとは限りません。逆もそうです、カロリーが高くてもGI値が高いとも言えないのです。
カロリーとGI値は関係ありません。
食品名 | GI値 | |
高い ↑ |
ブドウ糖 | 100 |
黒砂糖 | 99 | |
食パン | 91 | |
ジャガイモ | 90 | |
精白米 | 81 | |
うどん | 80 | |
ポテトチップス | 60 | |
玄米 | 55 | |
サツマイモ | 55 | |
そば | 54 | |
ココア | 47 | |
GI値 | コーラ | 47 |
↓ 低い |
牛肉 | 46 |
豚肉 | 46 | |
鶏肉 | 45 | |
ごぼう | 45 | |
バター | 30 | |
卵 | 30 | |
日本酒 | 35 | |
ビール | 34 | |
牛乳 | 25 | |
コーヒー | 16 | |
大豆 | 15 |
ごはんを、玄米に変えると効果が高そうですね。
上の表は、「GI値50以上なら食べてはいけない」とかそんな見方をしてはダメですよ。
「精白米やうどんを止めて玄米を食べる」「コーラを止めてコーヒーにする」「じゃがいもをやめてサツマイモにする」といったように見ましょう。
そうしないと栄養が偏って不健康になってしまいます。 不健康になれば、ダイエットも上手く行きません。
しかし、GI値の高い食品を全く摂らないなんてことはできないと思います。
そんな時は、食物繊維を多く含んだ野菜などを、しっかり食べてください。 そうすれば、血糖値の急上昇をある程度抑えることができます。 これは結構重要です。食べる順番で変わるんです。食物繊維の多い食品や乳製品を先に摂ることで、消化吸収を遅らせることができます。 つまり血糖値の上昇を抑えることができるのです。
食事の前に、キャベツを食べるダイエットや牛乳を飲んでからご飯を食べる、食前にところてんを食べるダイエットなどありますが、これらは低インシュリンダイエットを考えても理にかなっています。
GI値を考えると、基本的には炭水化物の話になってしまいますが、脂質の摂りすぎには注意が必要です。脂質の摂りすぎは低GIといっても太ります。脂質はエネルギーが高すぎるので、摂りすぎには気をつけてくださいね。 摂りすぎでなければいいんですよ(*^_^*)。 油脂は意外と低GIなので。 脂質は、炭水化物(糖類)と同時に摂ると危険だという説もあります。
注意しなければならないのは、栄養バランスです。
「低インシュリンダイエットだから、低GIの食品だけを食べる」では、ダイエットはうまくいきません。
栄養バランスをしっかり考えて、低インシュリンダイエットに取り組んでください。
タンパク質、炭水化物、脂質どれも身体に大切なものなんです。(摂りすぎが問題であって摂らないも問題です。)ビタミンやミネラルもしっかり摂れるようにしてください。
サプリメントを利用すると効率良く摂れますよ。
サプリメントのページも参考にしてみてください。
健康でなければ、ダイエットしても効果が出にくくなったり、効果なしなんてこともあります。病気をしても意味がありませんので、栄養バランスにはくれぐれも注意してください。